Apr 3, 2012

dress for concert  花をちりばめてみました


大学で室内楽サークルに所属している次女の演奏会用のブラウスを作りました。これは元々妹の昔のブラウスをリーフォームしたノースリーブのブラウスに古い着物(多分絽だと思います)の生地をピンキングはさみでカットしてコサージュにしたものを一つ一つ付けていったものです。大層手間がかかりました。元のノースリーブのブラウスがシルク生地なので、リメイクのし甲斐があるのかなと思い、親バカも手伝って、作り上げました。(親じゃなきゃ、こんな面倒くさいもの誰が作るかって)


楽器が左にくるので、右側に花が集まるようにアシンメトリーに付けました。演奏会のドレスはやはり袖のないほうが演奏しやすいようです。腕が動きやすいし、若い人は腕もきれいに見えます。
でも、春休みダラダラしてて、ちょっと腕が太くなったんじゃないかな?

川端康成の長編小説「東京の人」でピアノを弾く次女(主人公にとっては実子ではない)が、ドレスを『スリーブレス(そで無し)にしたい』と話す場面がありますが、まさにその通り。作家の審美眼ここにあり、といった感じです。ちなみに「東京の人」は私の審美眼を養ってくれたバイブルの一つです。スリーブレス(そで無し)という言い方のほうが私も本来、好きで、なつかしい感じです。でも、今はそう表現してあるのはあまり見かけないのかな。


腰の目立つ位置にブローチを付けました。白く光っているのがブローチです。





これは演奏会前に撮った写真です。これを書いている現在、演奏会は無事に終わっています。

舞台が暗かったので、惜しむらくはもう少し花弁の芯にあたるビーズをもっと付ければ良かったかなということです。でもまあ、サークル活動もそろそろ自粛して、専攻する学業に集中するべき時だよね。

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